新しい時代を生きる子どもたちへ、大人ができること

孫には新しい共育を受けてもらいたい、子育ての反省と思いと展望

人間ドックを受ける意味

毎年この時期になると、会社から受診してくださいと連絡がくる人間ドック。

私は、ある時を境に受診するのをやめました。

だからといって、何もしていないわけではありません。

 

なぜやめたかというと、いくつか理由があります。

1つめは、人間ドックで見逃された病気があったからです。それは私にとって重要な点でした。不審な点があったにも関わらず、まあ大丈夫でしょうという医者の言葉を信じてしまったためでした。その後、私の医療機関の受診に対する考え方が徐々に変わってきたのです。

 

2つめは、バリウムを飲んだ後に下剤を飲み、出さなければならないという苦痛です。バリウムを飲むことさえ苦痛(胃カメラももちろん)ですが、これに慣れたとして、余分なものが体の中にあるわけですから、早く排出しなければなりません。これが、普段ちょっとの精神状態やリズムの変化で便秘になりやすい私にとってはかなりのストレスです。かえって病気になる可能性があるのです。

 

3つめは、乳がん検査で要精検となったことです。結局問題はなかったのですが、検診の性格上、今後も人間ドックでは毎回要精検となり、個別に精密検査を受けなければならないようです。これまた苦痛であるマンモグラフィを2回受けなければならないことを考えると、精神衛生上良くないです。また、人間ドックを受けた医療機関と精密検査を受けた医療機関に所見の食い違いがあったことも、不信の原因となりました。

 

人間ドックとは、ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典によると、

 

表面的にみて身体に異常や故障のない,いわゆる健康人を対象に,その健康度の判定,および潜在的な病気の早期発見を目的にして,短期間に行う総合的な検診。

 

とあります。

 

これを、たくさんの、いわゆる「健康人」に対して「早期発見」を促すため、効率よくロボットの定期点検のようなやり方がされているんですね。

 

私は健康のために、食事・運動・睡眠に気をつけています。自分なりに無理なく続けられる方法を見つけて実践しています。更年期対策には漢方薬局に通って専門家に診てもらうこともしています。

 

その努力のおかげか、今までだったらすぐ体調を崩していたような状況でも、なんとか健康を維持できています。健康かどうかの判断を人任せにするのではなく、自分の体の声を聞くのが大切だと考えているので、調子が悪いなと思ったらすぐ休んで回復に努めています。また、もし大病にかかったらどうするかということも考えています。

 

薬にもできるだけ頼りません。薬は病気を治すのではなく、治す手助けをするものだからです。

 

この考え方は教育にも当てはまると思います。

今後、このことを少しずつ検証していきたいと思います。