新しい時代を生きる子どもたちへ、大人ができること

孫には新しい共育を受けてもらいたい、子育ての反省と思いと展望

ありがたくない給食

私は小学校も中学校も給食でした。それなりに良かった記憶があります。

我が子の時は小学校は給食、中学校はスクールランチかお弁当持参かを選びます。(もちろん地域によって違いますね)

 

仕事を持っていて、料理が得意ではない場合、給食はとても助かります。1日のうち1食でもバランスの良い食事ができている安心感、家では使わない食材を食べる機会がある、温かいものを食べさせてもらえるありがたさ。

 

ところが、中学校に入ってからは事情がちょっと違ってきました。

ランチを食べる時間が足りないという理由でせっかく作ったお弁当を時々残してくるのです。

スクールランチの場合は、取りに行ったり返しに行ったりする時間がさらに必要です。

 

成長期で食べ盛り、部活があれば夜まで何時間も空くのに…

 

時間割を見ると、昼食時間は20分あり、さらに20分休憩時間があります。

しかし、前の授業が延長した、教室移動や着替えに時間がかかる(音楽、美術、体育など)、次の授業の準備(同じく移動・着替え等)、休み時間を利用した委員会・当番活動などで、実質時間がないようです。

 

さらにこの学校では、3分前着席というルールがあるため、さらに休憩時間は少なくなります。防犯のため、教室移動の時はカギをかけるというルールもあるので、カギ当番がカギを開けないと入れない、早く教室を出ないとカギをかけられないという理由でゆっくり食べていられないということもあるようです。

 

でも、なんとか工夫して解決できる問題ではないでしょうか。

例えば、昼前後に移動や準備の必要な教科をできるだけ外す、生徒に時間を守れというなら先生も授業時間を守り、やむを得ない場合は食事時間の延長を認める、ムダな当番や委員会活動をできるだけ減らす、など。

 

保護者からしても不思議な当番があります。

例えば、お茶当番。お茶の入ったやかんを取りに行って返却する、それだけなのですが、水分補給のために毎日お茶の入った水筒を持たせています。コップは持たせていませんし、持ってくるよう要請されたこともありません。どうやって飲むのでしょう?飲んでいる人はあまりいないようです。それよりも、部活前に手持ちのお茶がなくなってしまった時の補充に回してもらった方がありがたいです。

 

もう一つ、ミルク当番。ミルク給食の学校なのですが、米飯に牛乳の組み合わせは味が合わないなあと子どもの頃から思っていました。お弁当なら主食はほぼ米ですし、スクールランチも米が多いです。確かに牛乳は成長期に必要な栄養が取れるのですが、毎日牛乳っていうのもどうかなと思います。それに、お茶と牛乳両方用意するのも水分取り過ぎになりませんか?アレルギーのある生徒はもともと飲みませんから、いっそのことやめてみては?

 

初めはすべて「子どものため」に考えられたものかもしれません。しかし、あれこれ追加していった結果「バランス」が悪くなっています。時代が変わっても、変わっていません。変えないほうが楽なのかもしれませんが、何も考えず慣例に従うのは終わりにしましょう。世の中忙しすぎて考える時間がないのかもしれませんね。