新しい時代を生きる子どもたちへ、大人ができること

孫には新しい共育を受けてもらいたい、子育ての反省と思いと展望

学校に行かないとコミュニケーション能力は身につかないのか

某スポーツ選手は練習時間を確保するために通信制の高校に行ってるんだって。 この高校は最近注目されてて…。 こう言うと、とある人は、 だからダメなんだよ。通信制ではコミュニケーション能力が育たない。コミュニケーションがとれない若者が増えるだけだ…

高齢化・少子化社会における危機

世界で初めて迎える高齢化社会を日本がどう対処するのかを、世界が注目しているそうです。 今のままでは、少数派の子どもが危ない! 親として危機感を感じています。 なぜなら、世の中は多数派の論理で動いているから。政治家は投票数を獲得し、政治家生命を…

フィギュアスケート髙橋大輔選手のその後

話は少しそれますが、フィギュアスケートファンのフィギュアスケートにまつわる話です。 フィギュアスケートは楽器の演奏に似ているところがあり、いくら練習しても本番で力を発揮できなければ評価が悪くなる、技術だけでなく表現力が必要、などという点に共…

教育者に読んでもらいたい本

たまたま図書館で手にとった本。 ハーバード白熱日本史教室 (新潮新書) [ 北川智子 ]価格:734円(税込、送料無料) (2019/9/17時点) 楽天で購入 「ハーバード白熱日本史教室」(北川智子 著) すばらしい。久しぶりにすばらしい本に出逢いました。 これは…

学校を探すのをやめる

これまでいわゆる伝統的な学校ではなく、革新的?な学校やオルタナティブ・スクールを紹介してきました。 他にも、大阪府箕面市にあるフレネ教育を取り入れたNPO法人箕面こどもの森学園や、和歌山県橋本市をはじめ、福井県勝山市、山梨県南アルプス市、福岡…

おすすめ本ーファクトフルネス FACTFULNESS

図書館で予約していましたが、待ちきれずに買って読んだ本。 ファクトフルネス(ハンス・ロスリング他著、上杉周作、関美和訳)。 FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 [ ハンス・ロスリング ]価格:…

氷艶2019と超歌舞伎

これからの日本人は、日本の文化を知ることが大切です。外国の人々とコミュニケーションするために、自分のルーツを知るために、自分の生きている世界を知るために… とはいっても、例えば歌舞伎は本からの知識だけではよくわからないし、観に行くにはお金が…

日本に足りないもの…思春期研究

子どもの夏休みが終わりました。 イレギュラーからレギュラーな生活に。 転校した学校では、1週間早く夏休みが終わりました。 学校に楽しく行けている子どもの親にとっては、ホッとするのでしょう。 学校に行きたくない子どもの親にとっては、子どもとともに…

昔からあった公立小学校の斬新な取り組み

地域によっては学校を選ぶことができるようになっているかもしれませんが、全国的にはまだまだ住所で学校が決まってしまう公立小・中学校。住所は簡単には変えられないし、地域との関係もあるし、私立はお金がかかるし、どうしても行かせたいという学校が近…

外国語学習ー複数の言語を学ぶということ

小学校で英語教育が始まり、世間の英語教育に対する関心が高まっています。 私が英語以外の外国語に触れたのは、大学で第2外国語としてフランス語を学んだのが始まりでした。これが衝撃的な出来事でした。 なぜなら、「英語=外国語」、英語ができれば世界が…

教養としての世界の学び方

「教養としての世界史の学び方」( 山下範久編著、東洋経済出版社)という興味深い本を読みました。 「世界史のリテラシー」を学ぶための大学の教科書として書かれたもののようですが、これぞ私が知りたかったことという内容で、社会人の方々にもおすすめし…

世田谷区立桜丘中学校長の取り組み

東京都の話なので、全国に広がるにはまだまだ時間がかかりそうですが、またすばらしい教育改革をされている校長先生がいらっしゃいます。 世田谷区立桜丘中学校校長、西郷孝彦先生です。 残念ながら著書がないようですので、ネットから集めた情報になります…

世界一のフィンランドの教育

ヨーロッパの教育がなぜ注目されるのでしょうか? 個人的には、アメリカやロシアといった大国よりもヨーロッパの国々の方が好きです。なぜなら、国土は小さいけれど歴史が長く、周囲の国々に揉まれながらもなんとか生き延びてきた、そんな逞しさがあるような…

イエナプラン教育を公立校が取り入れる?

オルタナティブ教育。伝統的な公教育ではない教育という意味で使われています。 主にヨーロッパで発展している教育です。 いろいろな種類がありますが、例えば、「モンテッソーリ」、「シュタイナー」、「イエナプラン」など。 以前から、日本の公教育にも取…

「社会を変える」=「自分を変える」

映画「みんなの学校」をご存じでしょうか?2015年に劇場公開されたドキュメンタリーです。私は残念ながら見たことがないのですが… 大阪市立大空小学校の日常を描いた映画ですが、初代校長の木村泰子先生のお考えに感銘を受けました。 木村泰子先生が書かれた…

水泳の授業

6月中旬です。まだ涼しさを感じますが、 学校では水泳の授業が始まっています。 我が子の小学校では、水温が25℃以上にならないと授業はありませんでした。 子どもたちが嫌がっている「地獄のシャワー」と呼ばれる冷たい水をかぶるのが最初の関門でしたので、…

「学校」をつくり直す

熊本大学教育学部准教授の苫野一徳先生の本を紹介します。 「学校」をつくり直す [ 苫野 一徳 ]価格:907円(税込、送料無料) (2019/6/12時点) 楽天で購入 河出新書の文庫本なので、読みやすいです。 帯に書いてあることを読んで、ぜひ手に取っていただきた…

学習する学校 Schools That Learn

苫野一徳先生の『「学校」をつくり直す(河出新書)』の中で紹介されていた本『学習する学校(英治出版、ピーター・M・センゲ 他 著、リヒテルズ直子 訳)』。 学習する学校 子ども・教員・親・地域で未来の学びを創造する [ ピーター・M.センゲ ]価格:518…

少数派に焦点を当てると問題が解決するかも

多数決。意見が分かれた時によく使われる決め方です。 文字通りにとると、多くの人数が賛成した意見で決まるという意味ですが、民主主義では、「少数意見にも配慮する」ことになっています。 「少数意見を切り捨てる」ではないのです。 学校教育では、この「…

大学入学共通テストの記述式問題

センター試験に代わって2021年1月から大学入学共通テストが行われます。 その中に、記述式問題が加わります。その採点が問題になっています。 マークシート式問題の採点は、コンピュータにおまかせなので簡単です。 コンピュータは人間と違って、同じことを…

歴史は大人の教養の1つ

最近、無性に歴史を勉強し直したくなりました。 池上彰さんの「おとなの教養(NHK出版新書)」によると、 『歴史とは常に勝者 によって描かれてきた勝者の物語なのではないか。』 とあります。 つまり、「負け組」から見た内容は書かれていない。 歴史の授業…

学校教育だけではない教育の問題点

教育というと、学校を思い浮かべます。多くの人は、自分が受けた子どもの頃の学校をまず思い浮かべると思います。 学校以外でも、当たり前、慣習になっていることをそのまま続ける、続けているうちに、目的がブレてしまい、手段が目的化していることに気づか…

NHKスペシャル・不登校44万人の衝撃

昨日(2019年5月30日、22:00〜)のNHKスペシャル、見逃した方、是非チェックしてみてください。 不登校、文部科学省の調査よりかなりの大人数が計上されています。 44万人は、およそ8人に1人、全く学校に行けていない人だけでなく、隠れ不登校(つらいが…

学校体育

千代田区立麹町中学校長、工藤勇先生の本を紹介してきましたが、本の帯にはこう記してあります。 『何も考えずに「当たり前」ばかりをやっている学校教育が、自分の頭で考えずに、何でも人のせいにする大人をつくる。』 今日(2019年5月30日付)読売新聞の特別…

教育改革を実践した先生の本の紹介(1-2)勉強することとクラスのあり方

千代田区立麹町中学校長 工藤勇一先生の本の紹介の続きです。 「はじめに」を読んで興味を持ったら、ぜひ本を手に取って読んでいただきたいですが、一部だけここでご紹介します。 学校の「当たり前」をやめた。 生徒も教師も変わる!公立名門中学校長の改革 …

教育改革を実践した先生の本の紹介(1-1)

教育改革。課題が大きくて難しいもののようですが、できることから少しずつ始めている先生方がいらっしゃいます。メディアで取り上げられていることも多いですが、ご自身が書かれた本を読むと、全貌がわかります。 まとめて見る機会がなかなかないので、この…

人間ドックを受ける意味

毎年この時期になると、会社から受診してくださいと連絡がくる人間ドック。 私は、ある時を境に受診するのをやめました。 だからといって、何もしていないわけではありません。 なぜやめたかというと、いくつか理由があります。 1つめは、人間ドックで見逃さ…

ありがたくない給食

私は小学校も中学校も給食でした。それなりに良かった記憶があります。 我が子の時は小学校は給食、中学校はスクールランチかお弁当持参かを選びます。(もちろん地域によって違いますね) 仕事を持っていて、料理が得意ではない場合、給食はとても助かりま…

歴史教育を見直しては?

学校では、大昔から時系列に歴史を習っていきます。時代は前に進んでいます。授業時間数も限られています。現代まで教える時間がありません。時間切れになります。近・現代は試験に出ないからという理由で省略されます。 歴史は繰り返すといいます。現代の問…

学校って楽しいところ?

学校って楽しいところですか? 小学校低学年は楽しいところであってほしいと思います。 少なくとも義務教育中の9年間はなんらかの「学校」に行くことになるので、長い道のりのスタートは楽しい方がいいです。 何が楽しいか?友達に会える、遊べる、給食、遠…