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孫には新しい共育を受けてもらいたい、子育ての反省と思いと展望

外国語学習ー複数の言語を学ぶということ

小学校で英語教育が始まり、世間の英語教育に対する関心が高まっています。

 

私が英語以外の外国語に触れたのは、大学で第2外国語としてフランス語を学んだのが始まりでした。これが衝撃的な出来事でした。

なぜなら、「英語=外国語」、英語ができれば世界がわかる、と思い込んでいたからです。

 

それまでの私は、「外国語(英語)がわかる=暗号を解く」のような感覚で勉強していました。無理もありません。授業は英文解釈が中心でしたから。

 

大学のフランス語の授業は、当時としては画期的な、ネイティブと日本人の先生から、ビデオを見ながら会話中心に学ぶというものでした。

2つめの外国語といい、会話を習うという手法といい、それまでの価値観を大きくひっくり返すものだったのです。

 

外国語習得にハマった私は、その後、スペイン語やドイツ語も学びました。

ヨーロッパの言語をいくつか学んだことで、英語と似ているところ・違うところ、言語から文化が学べるということ、発音と文字の不一致など、外国語学習の心構えのようなものが少しわかった気がします。

それと同時に、英語が一番理解できる言語なのになぜか嫌いになってしまい、しばらく距離をおいてしまっていました。

 

社会人になって忙しくなると、外国語に触れる機会もなくなり、私の外国語習得熱は冷めてしまったかのようにみえました。

 

再び始めるようになったのは、韓国への旅行の後です。

海外旅行に行くと、やはり現地の言葉が少しでもわかるといいなあと思います。

特に韓国語はハングル文字を使うので、街中にハングル文字。あの記号か模様にしか見えないものをなんとか解読したいと思ったのです。

 

韓国語を勉強してよかったのは、文法が日本語と似ているということがわかったことです。ヨーロッパの言語、アルファベットの文字しか知らなかったので、世界にはまだまだ知らない言語があるんだとまたまた衝撃を受けました。

また、韓国は歴史上ずっと日本と関わりの深かったお隣の国。遠い国の言語ばかり学んで外国語を勉強した気になっていたのに、隣国の言語を全く知らなかった、そして強く興味を引かれたことも驚きでした。以来、中国語にも手を出し、今はロシア語にもチャレンジしています。

 

中国語を勉強して気づいたのは、日本の漢字と同じようで同じでないものがたくさんあることです。

例えば、天気の「天」という漢字。一画目が長くて、二画目が短いのが日本語。中国語では逆で、一画目が短くて二画目が長いんです。

学校で漢字を習う時、細かいところまで注意されますが、似たような漢字がなくて混同することがなければいいじゃないかと思ってしまいます。

 

ロシアはヨーロッパに分類されることが多いですが、北海道と北方領土問題がありますし、ウラジオストク北朝鮮と中国の国境に近いんです。まさに隣国の1つです。そう思ってロシア語を始めました。

 

歴史とその国の言葉を合わせて学ぶと、点と点がつながります。

複数の言語を知ると、外国語を学ぶ極意がわかります。

国語学習、これからの子どもたちには英語以外の言語も広く浅く学んでほしいです。「日本語も含めて」。

これは重要ポイントです。日本語についてはまた別の機会に。