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イエナプラン教育を公立校が取り入れる?

オルタナティブ教育。伝統的な公教育ではない教育という意味で使われています。

主にヨーロッパで発展している教育です。

いろいろな種類がありますが、例えば、「モンテッソーリ」、「シュタイナー」、「イエナプラン」など。

 

以前から、日本の公教育にも取り入れたいとする人の動きがありますが、そのまま取り入れるには文化や社会環境の違いがあるので、反対する人も多く、受け入れに時間がかかっています。

 

ただ、幼稚園には取り入れられているところもがたくさんありますね。

私が通っていた幼稚園もモンテッソーリ教育を取り入れていたようです。親は特にその点を考慮して入園させたわけではないようですし、導入直後の入園だったため、私自身はどういう効果があったのかほとんど思い出せませんが。

 

その中で、最近イエナプラン教育が公教育に取り入れられるという大きな動きがありました。

イエナプラン教育はオランダ発祥です。特徴としては、「教室はリビングルーム」「様々な年齢の子から成る学級編成」「教科によらない時間割」「教師はグループリーダー」「車座になって話し合う」などがあります。

 

2019年4月には、日本初のイエナプランスクール認定校として、長野県南佐久郡に学校法人茂来学園大日向小学校が開校しました。

こちらは私立です。

公立でも広島県福島市では、2022年4月にイエナプラン教育校(小学校)を開設することが決まり、今年度から準備が始まっています。

 

いろいろなオルタナティブ教育の中からイエナプランがなぜ選ばれたのか、なぜ国ではなく自治体が動き始めたのかが注目したいところです。

 

昨年末には、名古屋市教育委員会もイエナプラン教育を取り入れようとし始めました。

子どもの個性や自主性を育むための改革として有志で勉強会をしたということで、具体的に学校を作るというところまでは進んでいないようです。

注目された点は、「時間割や学年の枠を廃止する」ということのようです。

心配なのは、大都市は動きが遅いことです。イエナプランの根本を理解せず、外国の文化は合わないからやっぱりやめるとか、部分的にいいところだけ取り入れて終わりとかいうことがないことを祈ります。

 

イエナプランについては、日本イエナプラン教育協会のWebサイト

www.japanjenaplan.org

 に詳しい説明が載っています。